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自然な白い歯を目指して、セラミック治療を検討する方は少なくありません。しかし「歯を削るって聞くけど、どれくらい削るの?」「削ることにリスクはないの?」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。セラミック治療では、被せ物や詰め物を装着するため、健康な歯を削る工程が必要となることがあります。そのため、治療のメリットだけでなく、削る範囲やリスクを正しく理解することが大切です。今回は、セラミック治療でどのくらい歯を削るのか、削ることによる影響やリスク、そしてセラミック治療によって得られる機能的なメリットについて大阪府交野市の歯医者 太田歯科医院が解説します。

1. セラミック治療で歯を削る範囲はどのくらい?

セラミック治療では、人工の被せ物や詰め物を装着するために、歯の表面を一部削る必要があります。削る量は治療方法や歯の状態によって異なりますが、おおよその目安を知っておくことで、治療に対する不安も軽減されるでしょう。

①クラウン(被せ物)の場合

歯を全体的に覆うセラミッククラウンでは、歯の外側を全周にわたって約1.0~1.5mm程度削るのが一般的です。強度や形状の確保のために、ある程度の厚みが必要とされます。

➁インレー(詰め物)の場合

部分的に詰めるセラミックインレーでは、削る範囲は最小限に抑えることが可能です。むし歯の範囲や歯の形状に応じて異なりますが、0.5mm〜1.5mm程度が目安です。

➂ラミネートべニアの場合

前歯の見た目を改善するために行うラミネートべニアでは、歯の表面のみを0.5mm前後削ります。他の治療に比べ比較的削る量は少ないですが、歯の表面を薄く削る必要があります。

④歯の状態による調整

歯の傾きやすり減り具合、むし歯の有無によっては、一般的な基準より多めに削ることもあります。一人一人の歯の状態に合わせて、できるだけ健康な歯質を残すように調整されます。

 

治療内容によって削る範囲は異なるため、事前に歯科医師とよく相談し、自分の歯の状態に合った方法を選択することが重要です。

 

2. セラミック治療で歯を削ることによるリスクや歯の寿命への影響

歯を削ることには、一定のリスクや注意点が伴います。セラミック治療を検討する際には、メリットだけでなく、こうした点にも目を向けることが大切です。

①歯の神経への影響

削る範囲が深いと、歯の神経(歯髄)に近づく可能性があります。刺激が強すぎると神経が炎症を起こすリスクもあり、最悪の場合は神経を取る処置が必要になることもあります。

➁歯の寿命が短くなる可能性

健康な歯は、一度削ると元に戻すことができません。削ることで歯の強度がやや下がる場合があり、将来的に破折や再治療のリスクが生じる可能性も考えられます。

➂知覚過敏になることがある

削った直後は、歯の象牙質が露出するため、冷たいものや甘いものにしみる「知覚過敏」が生じやすくなります。症状は経過とともに落ち着くこともありますが、注意が必要です。

④適合性の問題によるむし歯の再発

被せ物や詰め物の適合が悪いと、隙間から細菌が侵入し、むし歯が再発することがあります。精密な治療と適切なメンテナンスが重要です。

⑤噛み合わせの変化

削ることで噛み合わせの感覚が変わることがあります。特に、治療後に違和感が続く場合は、調整が必要になることがあります。

 

セラミック治療では見た目や機能性の改善を目的としていますが、歯の健康を長く保つためには、こうしたリスクも十分に理解したうえで治療を進めることが大切です。

 

3. セラミック治療の機能面・衛生面でのメリット

セラミック治療は見た目の改善だけでなく、噛む力の維持や清掃のしやすさなど、機能性と衛生面の両面で特徴があります。

①噛む力を安定して保ちやすい

セラミックは硬くて丈夫な素材で、しっかり噛む力を保ちやすく、食事への影響が少ないのが特徴です。奥歯の治療に用いても、耐久性を維持しやすい点が支持されています。

➁摩耗や変形が起こりにくい

プラスチック系の素材(レジン)などと比較して、セラミックはすり減りにくく、経年による変形も起こりにくい素材です。長期間にわたって噛み合わせのバランスを保ちやすく、再治療のリスクを抑えられる可能性があります。

➂表面がなめらかで汚れが付きにくい

セラミックの表面はプラークや着色汚れが付着しにくい素材です。むし歯や歯周病の原因となる汚れの付着を防ぎやすく、お口の中を清潔に保ちやすいとされています。

④金属アレルギーの心配が少ない

セラミックは金属を含まない「メタルフリー素材」です。そのため、金属アレルギーのある方が使用でき、金属による歯ぐきの黒ずみが起こりにくい点も特徴です。

⑤変色がしにくい

セラミックは変色しにくいため、白く自然な歯の色を長期間保てる場合があります。見た目の変化が少ないことも特徴です。

 

機能性と衛生面の双方で優れた特徴を持つセラミック治療は、口元の美しさだけでなく、長期的な健康維持にもつながるケースもあります。

 

4. 大阪府交野市の歯医者 太田歯科医院のセラミック治療

太田歯科医院は、交野市に根ざした『かかりつけ歯科医院』として、患者さんの口元の美しさの為だけでなく、機能性を重視した治療を提供しており、中でも「セラミック治療」に力を入れています。

保険診療で使用される銀歯(金銀パラジウム合金)は、金属アレルギーや審美性の面で不安を感じる方も少なくありません。そこで当院では、自然な見た目と身体への優しさを兼ね備えた、メタルフリーのセラミック素材を用いた治療をご提案しています。

◆セラミックインレー・クラウン

陶器と同じ素材でできたセラミックは、透明感のある美しい仕上がりが特長です。金属のように錆びたり劣化したりせず、表面が滑らかで汚れが付きにくいため、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

◆ジルコニアによる高耐久の治療

人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアは、見た目の美しさと優れた耐久性を両立。奥歯など力のかかる部位にも適しており、長期的に安定した治療が期待できます。

セラミック治療は、
①見た目の美しさ
②むし歯・歯周病リスクの低減
③メタルフリー
④長持ちしやすさ
といった点で、多くの患者さんから選ばれています。

「銀歯を白くしたい」「長く健康な口元を維持したい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

▽交野市の歯医者 太田歯科医院のセラミック治療詳細はこちら

詰め物 ・被せ物

 

まとめ

セラミック治療は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの安定や清掃性の高さなど、機能面・衛生面の両方においてメリットのある治療方法です。ただし、歯を削る必要があるため、神経への影響や歯の寿命に関するリスクも伴います。治療を検討する際は、歯科医師とよく相談し、歯の状態や将来的な影響も踏まえたうえで適切な判断を行うことが重要です。セラミックによる治療でお悩みの方は、大阪府交野市の歯医者、太田歯科医院までお問い合わせください。

 

監修:太田 貴之


経歴:
1997年 大阪歯科大学 卒業
1998年 大阪歯科大学臨床研修 終了
1999年 尼崎市 久井歯科医院 勤務
2003年 佐古歯科医院 勤務
2005年 医療法人 太田歯科医院 開業

所属学会:
日本口腔インプラント学会 専修医
日本口腔インプラント学会 会員
大阪口腔インプラント研究会 会員